セルフイメージとは?セルフイメージを持つことの意味とは
セルフイメージとは、自分が自身に対して持っているイメージを指します。セルフイメージは自分が自分をどう思っているか、自己分析の評価でもあります。
セルフイメージは誰もが持っています。意識的に自分自身の性格などを分析した経験が無くても、「自分はこういう人間だ」と、漠然としたイメージを持っているものです。曖昧で不明瞭でも、自分自身が思う自分の姿がセルフイメージなのです。
では、セルフイメージとは具体的にいったいどのようなものなのでしょう。また、セルフイメージを持つことにはどのような意味があるのでしょうか。
セルフイメージとは一体何か
誰もが自分自身にある一定の評価をします。仕事などに成功して、自分自身に自信を持っていれば、セルフイメージは自己評価が高いものになります。また、自分にあまり自信がないのであれば、自身に対する評価が低く、セルフイメージも低いものとなってしまいます。
セルフイメージとは自分自身を映す鏡のようなものです。客観的に自分を見た時の分析結果がセルフイメージなのです。
セルフイメージは、その時の精神状態や置かれている環境によって変化していきます。人生の中でセルフイメージは形成されていくのです。試験に合格した時、何かに成功した時は自身を自己評価して、セルフイメージの評価は高くなり、もし失恋などをしてしまい、落ち込んでしまった際はセルフイメージは自己評価の低いものとして作り上げます。
セルフイメージは、他人が作るものではなく、あくまで自分の頭の中にある自身の評価です。そのため、セルフイメージは自身によって書き換えが可能です。
セルフイメージと自己実現
セルフイメージという言葉を意識する方は多くはないかもしれません。セルフイメージを意識しながら、普段生活している方はどれほどいるでしょうか。しかし、セルフイメージを意識することは、大きな意味を持っているのです。
成功するための秘訣
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ナポレオン・ヒルというアメリカ人がいます。成功哲学の祖と言われ、どうしたら人間は人生で成功するのか?というテーマを研究しました。彼の著書、「思考は現実化する」は世界的に有名です。その著書の中で、人間は自身の思い描いたイメージに成ろうとする、近づこうとすると書いています。つまり、自身で評価の高いセルフイメージを持てば、成功した評価の高い自分像に向かって人生を歩むようになると言います。
セルフイメージは自身の頭の中にだけあるものではなく、実際の世界にも実現させる可能性を秘めているのです。
セルフイメージの重要な意味とは
セルフイメージの重要な意味とは、現実の自分の成長に大きく関係しています。現実で成功するために、確かに成功した、評価の高い自分の姿を思い浮かべることは大変意味があります。目標と言ってもいいでしょう。ただし、セルイメージで自分の理想像を思い描いただけでは、大きな成功することはできません。
想像をするだけで、現実世界で何かに成功したり、名誉を手にできたら、誰もが充実した人生を歩んでいます。しかし、現実は自分の想像通りにはなりません。
しかし、セルフイメージを作り上げることは、大きな意味を持っています。セルフイメージの重要な意味とは、自分自身の成長の枠を決めるという意味合いを持っているのです。もし、自分が何かに失敗してしまい、自身のセルフイメージを悪く形成してしまったとしたら、ネガティブで低評価の枠組みを作ってしまい、自身の成長の幅を狭めてしまう可能性があります。
セルフイメージは自分の可能性を作り上げてしまう基準でもあります。セルフイメージは、現実世界の自分の形成に大きな意味を持ちます。セルフイメージを良い方向に向け、絶好調の自分、輝いている自分を想像することで、そこに向かって理想のイメージを体現しようとするからです。
もちろん、評価の高い自分の姿、人生に成功する自分のイメージにむかって、努力をしていかなくてはいけません。セルフイメージの評価が低くければ、努力や進歩も生まれません。
仕事や学問で成功した姿のセルフイメージを形成することは、スポーツ選手などが行うイメージトレーニングに通じるものがあります。良いイメージを持つと、気分も向上して精神上にもいい効果を与えます。セルフイメージを持つことは自己実現と大きく関係しているのです。